クアラルンプールで開かれた東アジアサミット=22日(共同)
共同通信社

 【クアラルンプール共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)や日本、中国、米国など計18カ国首脳が参加する東アジアサミットが22日、マレーシアの首都クアラルンプールで開かれた。ASEAN外交筋によると、南シナ海問題についてオバマ米大統領は中国による人工島造成などの動きを厳しく批判、安倍晋三首相ら多くの首脳も軍事拠点化に懸念を示し、中国への批判が集中した。

 中国の李克強首相は「域外国は地域情勢を緊張させる行動を取るべきではない」と述べて米国や日本をけん制し、議論は平行線に終わった。

 米国は数週間後に中国の人工島周辺に再び米艦船を派遣する可能性が強まっている。