【クアラルンプール共同】安倍晋三首相は22日、インドネシアのジョコ大統領とマレーシア・クアラルンプールで会談し、インドネシアの高速鉄道建設計画受注で日本が中国に敗れたことについて「実現可能な最良の提案を行ったが、結果には失望した」と伝えた。ジョコ氏は黙ってうなずいていたという。

 大型インフラ整備について、首相は「信頼関係、手続きや実現の透明性、官民のリスク負担が不可欠だ。協力を進めていくためにも認識を共有したい」と強調した。ジョコ氏は港湾や発電所整備での協力を求めた。