訪日する中国人、「彼らは日本で何を見て、何を感じているのか」 | ニコニコニュース

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 日本政府観光局(JNTO)の統計によれば、2015年1-10月に日本を訪れた中国人旅行客は前年同期比112.9%増の428万3700人に達した。これだけ多くの中国人旅行客が日本を訪れるなか、彼らは日本で何を見て、何を感じているのだろうか。

 中国メディアの捜狐は18日、国外旅行は現代の中国人にとって最も人気のある余暇の過ごし方であることを指摘しつつ、日本には中国人にとって愛すべき点が複数あることを伝えている。

 記事は、日本は何をするにも非常に便利な国だとし、いたるところに自動販売機があり、5分も歩けばコンビニエンスストアがあると指摘する一方、「それなのに日本にはゴミ箱がない」と指摘。

 また、ゴミ箱がないにもかかわらず、路上にゴミがあふれていないのは日本人の公徳心が高いからであり、日本人はゴミを自宅に持ち帰って捨てていると主張し、道路がさまざまなゴミであふれがちな中国との違いと、日本人の民度の高さを指摘、称賛した。

 さらに日本人に対する称賛は続き、「日本ではレストランなどで席を離れる時でも貴重品を置いたまま離席できる」と紹介。もちろん日本だって置き引きなどの犯罪はあるため、貴重品は身につけて離席したほうが良いのだが、記事は「日本は犯罪率が低く、拾得物は警察に届けられる」などと紹介し、レストランなどで貴重品が勝手に持ち去れられるような犯罪はあまり起きないと伝えた。

 やはり日本を訪れる中国人にとってもっとも驚きなのは、文化の違いなのかも知れない。日本人と中国人は見た目が似ているため、余計にその違いが際立つ。中国は中国で気楽なのだが、日本のように列に並ぶ文化がまだ浸透していない地域もあるため、時には不便を感じる時もある。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)