【エルサレム時事】イスラエル警察によると、エルサレム中心部にある市場近くで２３日、１０代のパレスチナ人少女２人が通行人をはさみで襲い、その場で警官に撃たれた。１人は死亡、もう１人は重傷を負った。襲われた被害者はパレスチナ人男性で軽傷。警官の撃った流れ弾に当たったとみられるイスラエル人男性も軽傷を負った。
また、この日、ヨルダン川西岸の幹線道路沿いにある給油所でも、パレスチナ人の男がイスラエル人男女を刃物で刺し、男性が死亡、女性が負傷した。
エルサレムの聖地をめぐるイスラエルとパレスチナの対立で１０月以降、双方で１００人以上が死亡した。沈静化に向け、ケリー米国務長官が２４日、エルサレムとヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラを訪れ、イスラエルのネタニヤフ首相、アッバス自治政府議長とそれぞれ会談する予定。