瀬戸内寂聴氏、93歳で新作小説に意欲「ひとつ仕上げたい」 | ニコニコニュース

瀬戸内寂聴 (C)ORICON NewS inc.
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 天台宗の僧侶で小説家の瀬戸内寂聴氏(93)が24日、都内で行われた『第12回万年筆ベストコーディネイト賞2015』表彰式に出席。現在、新作小説の出版に向けて執筆中であることを明かした。

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 同賞の一「般選出部門」を受賞した寂聴氏は「一昨年、去年と病気しましたけど、死に損なってまた命をいただいたから、そのことを振り返って書こうと思います」と、現在執筆中の新作小説『いのち』の構想を披露。「91(歳)で病気して、今93ですよ」と年齢を強調しながら「(作品を)ひとつ仕上げたいですね」と笑顔で新作への意欲を表した。

 スタッフたちの献身的なサポートもあり、最近は体調も落ち着いてきているそうだが「ここでずっと立ってることがツラい。だから、まだ完全とは言えません」と告白。「療養中は痛くてペンが持てなくて、書けなかった。でも、今は書けますから『健康というのはありがたいな』と改めて感じますね」としみじみ語っていた。

 同賞は、万年筆が最も似合う著名人に贈られるもの。表彰式にはそのほか、松坂慶子、バレリーナの吉田都、元テニスプレイヤーの杉山愛、子役の本田紗来も出席。「一般選出 男性部門」を受賞したタモリは、音声メッセージで喜びを語った。