愛知県武豊町の町立小学校で10月、男性教諭(30)が担任をしている4年生の男児(10)を床に引き倒し、鎖骨を折る3カ月のけがを負わせていたことが21日、町教育委員会への取材で分かった。人事権を持つ県教委は、体罰として処分を検討している。

 町教委によると、10月6日の給食中、教諭が早く食事をするよう注意をしていた際、男児にからかわれたと誤解。男児を背後から抱えて隣の教室に連れ出し指導しようとしたところ、床に引き倒すような形になり、男児は体を打ったという。

 教諭は「力が入り過ぎ引き倒してしまった」と説明している。