愛之助で『美女と野獣』歌舞伎化「なんの役かわからない…」 | ニコニコニュース

歌舞伎『美女と野獣』の製作発表会に出席した(左から)中村壱太郎、片岡愛之助 (C)ORICON NewS inc.
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 世界中で広く愛されるフランスの逸話でJ・L・ド・ボーモン原作『美女と野獣』が歌舞伎化されることが24日、明らかになった。来年2月19日から徳島・大塚国際美術館システィーナ・ホールにて上演される。同日、都内で出演の片岡愛之助、中村壱太郎らが参加のもと製作発表会が行われた。

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 『和と洋のコラボレーション』『新作歌舞伎』をコンセプトに今年で7回目を迎える大塚国際美術館・システィーナ歌舞伎の演目として、上演される同公演。作・演出を務める水口一夫氏は「映画にもミュージカルにもバレエにもなっている素材ですが歌舞伎ではございません。歌舞伎版『美女と野獣』を力を合わせてつくっていきたい」と意気込んだ。

 設定について水口氏は「歌舞伎なので応仁の乱の跡の一人の武将が闘いに敗れて3人の姫と息子たちと…というところから始めようかなと思っています」と説明。愛之助は「いろんなパターンの『美女と野獣』を拝見してオリジナルでつくると思うのでそのへんがどうなるか、決まり次第どういう取り組みでやるのか楽しみにしています」と期待を込めた。

 一方で詳しいストーリーも配役もまだ未定とあって愛之助は「美女なのか野獣なのか、時計なのかフォークなのかもまだわからない」と苦笑い。「私も歌舞伎に置き換えたらどうなるのか私もワクワクしていますし、観ていただく方にもドキドキしていただける作品にしたい」と前向きに明かした。