目標を達成するには、進行度を記録して公開するのが効果的 | ニコニコニュース

Lifehacker

最近行われた研究やメタ解析で、「モチベーションを高めるためには目標を公開する」のが目標の達成に向けて結果を出すためのもっとも良い方法ではないかと考えられています。

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この解析は、Benjamin Harkin博士らの研究グループによって行われ、学術誌の『Psychological Bulletin』に論文が掲載されています。論文によると、ダイエットや禁煙、食生活を変えるなどの目標を達成する時には、進行度を記録することが最も有効であることが発見されました。そしてあまり驚くようなことではないかもしれませんが、Harkin博士の研究チームが138の研究データを解析したところ、進行度の記録を公開することがもっとも効果的だったということです。

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私たちの研究結果では、習慣を変えたり、目標を達成したりしようとする人と、減量プログラム、経済アドバイス機関、スポーツコーチなどサポートする側のとの間に関連が認められました。他人に自分の進行度を見てもらうことで、目標が達成しやすくなります。他人に見てもらうときに勧めたいのが、自分の進行度の評価から気付いたことを記録し、報告したり他人に公開するという方法です。

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例を挙げると、体重を落とそうとする時は他人の見ている前で体重を測ったり、ソーシャルメディアで進行度を公開したりすると効果的でしょう(写真もあるとなお良いでしょう)。そしてHarkin博士の研究グループによると、自分が追っている特定の結果に集中することが重要だということです。同じような方法で体重を落とすことに挑戦するのなら、体重を観察し、記録することだけに集中してください。他のこと、たとえば食生活を変えるなども、目標としては良いのかもしれませんが、そのことに集中しすぎると、体重を落とすのに必須でない食生活を変えるということだけしか成功しない可能性があるのです。結局のところ、公に対する説明責任とサポートというは、あなたが思うよりずっと強力なものなのです。

Does Monitoring Goal Progress Promote Goal Attainment? A Meta-Analysis of the Experimental Evidence. | Psychological Bulletin via PsyBlog

Patrick Allan(原文/訳:コニャック
Photo by Daniel Oines.