Visual Studio Codeがオープンソース化

MicrosoftはマルチプラットフォームのエディタであるVisual Studio Code (VSCode)がGitHubから入手できるようになったことを発表した。これは、それぞれのプラットフォームで活動する開発者全員にリーチしようとする姿勢を示すものだ。以前までバイナリの形式だけで、Windows、Mac OS X、Linux向けに提供されていたこのエディタは、今回の発表によって、長期間に渡る活動のツールセットとして開発者が頼りにできるものであるということが示された。

今回の11月のリリース(v0.10.1)では、拡張機能のサポートとExtension SDKの提供も含まれている。最初の拡張機能としてGoPowerShellCMakeのサポートが提供されている。拡張機能は言語サポートだけではない。Debugger for Chrome拡張はVSCodeでJavaScriptを書いて、Chromeブラウザでデバッグできる。

またユーザビリティも改善されている。シンタックスハイライトはTextMateのテーマをサポートし、より多くのキーワードをハイライトするようになった。PHPのユーザはPHPを書いているときに、リンターの支援を受けられる。

すべての変更はリリースノート(将来のアップデートでこのリンクは古くなるかもしれない)で確認できる。VS CodeのライセンスはMITライセンス。試用したいならバイナリをダウンロードできる。クラッシュダンプが自動的にMicrosoftに転送される機能は変更可能になったので、機密レベルやプライバシを気にしなければならない開発でも使えるようになった。