Amazonプライム、元取るなら8回/年 | ニコニコニュース

Amazonプライム、どの程度利用したら年会費の元を取れる?写真提供:JIRI / PIXTA(ピクスタ)
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2000年11月1日に営業を開始したECサイト「Amazon.co.jp」。この記事を読んでいる人のうち、Amazonを「利用したことがない」という人は、少ないのではないでしょうか? 1億を超える品揃えと、それらをワンクリックで注文できる便利さ。そして基本送料無料。今さら言うまでもなく、魅力的なサービスです。

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さらに2007年6月8日からは、会員制プログラム「Amazon プライム」を開始。税込3900円の年会費を支払うと、「お急ぎ便」や「お届け日時指定便」が追加料金なしで、無制限に使えるようになりました。

とはいえ実際のところ、どの程度利用したら年会費の元を取れるのでしょう? まずプライム会員になると、以下の配送料が無料になります。

当日お急ぎ便:514円


お急ぎ便:360円
お届け日時指定便:360円
※上記はAmazon.co.jpが発送する商品のみ適用。Amazonマーケットプレイスに出品者が発送する商品は出品者により異なります。

では年に何回、これらのサービスを使うと、年会費3900円に達するのでしょう?

当日お急ぎ便:約8回


お急ぎ便:約11回
お届け日時指定便:約11回(当日指定の場合は約8回)

Amazonのヘビーユーザーじゃなくても、これくらい頼んじゃいそうですね。ただ、あくまで「急がないから通常配送でいい」という人には無縁のサービス…かと思いきや、現在、Amazonのプライム会員には下記の特典が付いています。他社の類似サービスをもとに価格比較をしてみましょう。

●Prime Music


2015年11月18日から開始。「AKB48」「ゲスの極み乙女。」「テイラー・スウィフト」「ノラ・ジョーンズ」など、国内外のアーティストによる100万曲以上の楽曲を追加料金なしで楽しめる。
A社の定額聞き放題サービス(3000万曲以上):月額980円(年額1万1760円)
B社の定額聞き放題サービス(500万曲以上):月額1080円(年額1万2960円)

●プライム・ビデオ


2015年9月24日から開始。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ウォーキング・デッド』『忍者ハットリくん』など、大ヒット映画や人気のテレビ番組が見放題。(2015年11月18日時点で映画・ビデオは1292作品、テレビ番組は506作品 ※編集部調べ)
C社の映像配信サービス(1万本以上):月額933円(年額1万1196円)
D社の映像配信サービス(2万本以上):月額500円(年額6000円)

●Kindleオーナーライブラリー


Kindle電子書籍リーダー、またはFireタブレットを持っている場合、毎月1冊、2万冊以上の和書、60万冊以上の洋書の中から、好きなタイトルを無料で楽しめる。

ほかにも、対象エリア内で買い物をし、送料890円を支払うと、1時間以内に配達してくれる「Prime Now」や、タイムセールに30分早く参加できる「会員限定先行タイムセール」、「Kindle」「Kindle Paperwhite」タブレット購入で「Amazonギフト券4000円分プレゼント」などの特典も、プライム会員になると受けられます。

後はもう単純に、「どれくらいAmazonを使うか」という話でしょうか。「お急ぎ便や日時指定便を、月に1回以上は頼む」という人は、プライム会員に加入した方がお得といえそうですね。

ただし最後に注意しておきたいのは、無料体験期間の30日間を過ぎると有料会員へ“自動移行”するほか、会員登録状態も毎年“自動更新”されてしまうということ。お得なサービスだといっても、使わなくないまま放置すると、お金が引き落とされ続けるのでご用心あれ!


(島尻明典/verb)

■オトコの選択、どっちが得?第6回

※当記事は2015年11月24日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。