暴力団の入店を禁じる「標章」を掲げた飲食店が複数入るビルに火を付けたとして、福岡県警が現住建造物等放火の疑いで、特定危険指定暴力団「工藤会」(北九州市)ナンバー3菊地敬吾被告(43)ら同会の関係者10人前後を25日にも逮捕する方針を固めたことが24日、捜査関係者への取材で分かった。

 県警は事件の約2週間前に始まった標章制度への反発が背景にあるとみて、指揮系統など全容解明を進め、同じ時期に起きた同様の不審火も調べる。

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