故・川島なお美さんの直筆日記を初公開 フジで特別番組放送 | ニコニコニュース

昨年のクリスマスを祝う川島なお美さんと鎧塚俊彦氏
オリコン

 9月に胆管がんのため54歳で亡くなった女優・川島なお美さんを偲んで、フジテレビ系で特別番組『独占!初公開!直筆日記と死の直前秘蔵映像! 女優・川島なお美物語~余命宣告 闘病全記録~』(仮)が、12月24日(後7:00)に放送される。

2015年9月13日に病室で撮影された写真

 夫でパティシエの鎧塚俊彦氏の協力の下、亡くなる直前まで出演する予定だったミュージカル『パルレ~洗濯~』の通し稽古(けいこ)の様子を撮影した映像や、亡くなった後に見つかった直筆の闘病日記、鎧塚氏と最後に交わしたLINEのやりとりを初公開。最期まで“女優”であることを誇りに、“女優”として生き抜いた彼女の生き様、日記につづられた本音や、夫への遺言のような言葉などから、“川島なお美”の実像に迫る。

 自宅取材では、夫も知らなかった写真を丁寧に仕分けしたアルバム、夫のためにわかりやすくスケジュールを書き込んだカレンダー、夫が忘れ物をしないように書き残した直筆メモなどから、川島さんの妻としての一面をかいま見ることに。さらに、川島さんが生前大好きだったという軽井沢の別荘にもカメラが入った。

 さらに、鎧塚氏はインタビューにも応じ、夫婦げんかした時のエピソードや2年に及ぶ壮絶な闘病生活について語る。なぜ抗がん剤治療を受けなかったのか、という世間が抱いた疑問にも「妻は、『川島なお美らしく生きたい』と考えており、そのためにどうするかを夫婦で話し合って決めました。女房の一貫した物の考え方というのはブレず、亡くなるまでそれを貫き通したと思っています。結果的に(がんが)見つかってから半年ぐらい手術しなかったわけですが、そこに関して妻は一切その判断が間違っていたという考え方を持っていなかったです」と話した。

 2014年1月、最初の手術の時に腹腔鏡手術を選択したことについては、「人間の体というのは、楽器のようなものなので、ベンツ切開(手術方法の一つ)することによって変化してしまうと考えておりました」などと語っている。

 番組では、川島さんの両親やゆかりのある人たちにもインタビューし、女子大生アイドルとして、「シャンペンNO.5」で歌手デビューしてから、女優としての活躍、運命の人・鎧塚氏との出会い、夫への献身と自身の闘病生活、最期まで“自分らしいシナリオの人生”を生き抜いた“川島なお美”の全記録を追う。