ロシアへの謝罪不要=「イスラム国」からの密輸疑惑一蹴―トルコ

 【エルサレム時事】AFP通信によると、トルコのチャブシオール外相は26日、トルコ軍によるロシア軍機撃墜について「われわれが正しい時に謝罪する必要はない」と述べ、ロシアへの謝罪を拒否した。ロシアのプーチン大統領はトルコから謝罪がないことに不快感を示している。

 一方、チャブシオール外相は、25日にロシアのラブロフ外相と電話会談した際、「遺憾の意」を伝えたことを強調した。

 エルドアン大統領は26日、過激派組織「イスラム国」からトルコが石油を密輸しているとのプーチン大統領の発言を念頭に、「恥を知れ。その事実を証明しろ」と憤慨。シリアのアサド政権およびロシアなどの支援国こそが「イスラム国」に資金と武器を供給していると反論した。