石川県内の国道8号で昨年12月、車を運転していた男性らを次々と襲ったとして、傷害と器物損壊の罪に問われた無職平元穂高被告(37)に金沢地裁(田中聖浩裁判官)は27日、懲役3年(求刑懲役6年)を言い渡した。

 田中裁判官は判決理由で「地域社会を震撼させた危険で悪質な犯行だ。暴力に肯定的な価値観があった」と指摘した。

 弁護側は最終弁論で「犯行時は飲酒の影響で心神喪失状態にあった」として無罪か執行猶予付き判決を求めていたが、田中裁判官は「飲酒の顕著な影響はなく、完全な責任能力がある」とした。

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