「ロード時間のイライラ」解消に大きな進展? ナムコが持っていた「ロード画面でミニゲーム」特許権がようやく消滅 | ニコニコニュース

ゲームプログラムおよびデータの読込み方法、ならびにこれを用いたゲーム装置(日本/1994年12月2日出願/特許情報プラットフォームより)
ねとらぼ

 旧ナムコ(現在はバンダイナムコゲームス)が持っていた、「ゲームのロード時間中にミニゲームで遊べる特許」が今年で消滅することが分かり、話題になっています。今後はもしかすると、ロード中にミニゲームが遊べる作品が増えるかもしれません。

【「リッジレーサー」のロード中に遊べた「ギャラクシアン」】

 特許の有効期間は出願から20年間。日本では昨年12月にすでに消滅しており、アメリカでも本日11月27日がまさに「20年目」。これにより、今後はナムコ(バンダイナムコゲームス)以外のメーカーでも、自由に「ロード時間中のミニゲーム」を挿入できるようになるとみられています。な、長かった……!

 もともとはプレイステーション初期の「リッジレーサー」(ロード画面中に「ギャラクシアン」で遊べた)などで注目を集めた技術。ロード時間のイライラを解消する画期的アイデアとして期待されたのですが、いざフタを空けてみるとナムコがバッチリ特許を出願しており、結局ナムコ以外のメーカーは自由には使えず、ロード時間イライラ問題の根本的解消には至りませんでした。

 最近はスマホゲームなども大容量のものが増えてきて、ロード時間でイライラする機会がまた増えてきているような気も。特許消滅により、このイライラが少しでも解消されれば……と願わずにはいられません。