原口が5戦連続フル出場…バイエルンが2発快勝、ヘルタは連勝ストップ | ニコニコニュース

バイエルン戦でフル出場したヘルタFW原口元気(右)[写真]=City-Press via Getty Images
サッカーキング

 ブンデスリーガ第14節が28日に行われ、バイエルンと日本代表FW原口元気の所属するヘルタ・ベルリンと対戦した。

 現在2連勝中と好調の4位ヘルタ。今節は、未だ無敗で首位を走るバイエルンのホームに乗り込んでの一戦となった。ヘルタは原口が右サイドで13試合連続の先発出場。FWヴェダド・イビシェヴィッチが1トップ、FWサロモン・カルーが左サイドに入った。一方のバイエルンは、1トップにドゥグラス・コスタが右太ももの負傷で欠場。FWロベルト・レヴァンドフスキが1トップで、FWキングスレイ・コマンが左FW、FWトーマス・ミュラーが右FWで先発出場となった。

 試合はアウェーのヘルタが引いて堅守を見せる。一方、主導権を握るバイエルンは、相手の出方を見て3バックから4バックに変更し、DFジェローム・ボアテングが中盤の高い位置をとった。だが、バイエルンがなかなか得点を挙げられずにいると、23分にヘルタが一瞬の隙を突いてチャンスを迎える。左サイドからのクロスに、ファーサイドからDFの前に飛び出した原口が合わせるが、シュートは枠の左に外れた。

 バイエルンは、ボアテングのポジションをDFラインのMFハビ・マルティネスと変更。すると34分、右CKから先制点を奪う。アルトゥーロ・ビダルからのボールに、メディ・ベナティアがヘディングシュートを放つ。これは枠を捉えられなかったが、左ポスト前にいたミュラーが頭で合わせて、ゴールネットを揺らした。さらに41分、バイエルンが追加点を奪う。最終ラインのボアテングからのパスを、エリア手前のJ・マルティネスがダイレクトで繋ぐ。それに反応したコマンがエリア内に抜け出し、右足で合わせてゴールを決めた。前半はバイエルンが2点リードで折り返す。

 後半に入ってもバイエルンがペースを握り、2点ビハインドのヘルタは防戦一方が続く。バイエルンは、レヴァンドフスキとミュラーにチャンスが訪れるが、得点まで結びつかない。67分、ボアテングを下げて、セバスティアン・ローデを投入。J・マルティネスがDFラインに戻り、ローデが中盤に入った。ヘルタは79分、サイドチェンジでボールを受けた原口が自ら持ち上がり、エリア内右に侵入したところで左足を振り抜くが、シュートはGKマヌエル・ノイアーに阻まれた。

 バイエルンは84分に、ビダルを下げてホルガー・バトシュトゥバーを投入。J・マルティネスが再びポジションを上げて、バトシュトゥバーがDFラインに入った。ヘルタは88分、エリア内左に抜け出したカルーがボールをキープ。中央へ切り込み右足を振り抜くが、シュートはわずかにクロスバー上に外れた。

 試合はこのままタイムアップを迎え、ヘルタが敵地で0-2の敗戦。連勝は2でストップした。一方のバイエルンは、リーグ3連勝、公式戦では5連勝となった。なお、原口は5試合連続のフル出場を果たした。

 バイエルンは次節、12月5日にアウェーでボルシアMGと対戦。ヘルタ・ベルリンは同日にレヴァークーゼンをホームに迎える。

【スコア】


バイエルン 0-2 ヘルタ・ベルリン

【得点者】


1-0 34分 トーマス・ミュラー(バイエルン)
2-0 41分 キングスレイ・コマン(バイエルン)