“特売”おむつや粉ミルクめぐり、中国「転売ヤー」が世界各地で大乱闘! | ニコニコニュース

言い争う中国人男女の間に入って止めようとするスーパーの店員
日刊サイゾー

 11月18日、オランダのロッテルダムで、中国人にとってなんとも恥さらしな事件が起こった。とあるスーパーの入り口前で、中国人の男女3人が大乱闘を起こした模様がネット上にアップされたのだ。大乱闘の原因は、なんと特売の粉ミルクだった。

 映像を見ると、スーパーの入り口の前で男と女が何やら言い争っている。2人とも、かなり激高しているようだ。それをとりなすように、傍らに立つスーパーの店員たち。

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 女が怒って男に蹴りを入れようとしたところから揉み合いとなり、それにもうひとりの中国人女性も加わり、地面にもつれ合うようにして倒れ込んでいった。店員が止めに入って3人を離そうとしたがなかなか止まらず、騒ぎは大きくなるばかり。

 現地の報道によると、このスーパーでは毎朝、粉ミルクの限定特売があり、中国人たちは先を争って買い求めていた、彼らはそれを転売して、商売にしていたのだという。つまり今回の乱闘は、商売敵同士による醜い争いだったわけだ。

 実は日本でもこの8月、神戸市垂水区のホームセンターで中国人や日本人が、紙おむつをめぐってつかみ合いのケンカとなり、警官が駆けつける騒ぎとなっている。警察によると、騒動を起こしたのは中国人夫婦ら4人と、日本人の夫と中国人妻ら3人の2組で、以前から同じ場所で紙おむつをめぐって口論をすることがあったという。彼らもやはり、中国で転売して利ざやを稼いでいたグループだと思われる。

 海外での同胞の醜態には、当の中国人たちもあきれるばかり。中国版Twitter「微博」には、

「もう十分メンツを失ったか? そのまま外国で死んでしまえ」
「これだけやれば、中国人のメンツなんてもうどこにもないよな」
「金のあるヤツの品格が、必ずしも貧乏人より高いわけではないってこと」
「オランダのミルクがそんなにいいなら、乳牛ごと中国に持って帰ってこい」
「ケンカを止めるのは外国人で、傍観してビデオに撮るのは永遠に中国人」

といったコメントが並ぶ。

 粉ミルクにしても紙おむつにしても、海外の商品を転売しても儲かるのは、それだけ国内産製品が信頼されていないから。それゆえ、たとえ外国のメーカーが現地で生産したものでも、途中でニセモノにすり替えられている可能性すらあるのだ。

 香港人は、香港に来て商品を買い漁る中国人のことを「バッタ」呼ばわりしたが、中国でニセモノが一掃されない限り、この流れを止めることはできそうにない。その日が来るのは、かなり先になりそうだが……。
(文=佐久間賢三)