ハリー・ポッター息子の命名秘話、ネット上で論争勃発 原作者が言及 | ニコニコニュース

ハリーが息子にセブルス・スネイプの名前を付けた理由が判明(『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』場面写真)(C) AFLO
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 小説・映画ともに世界中で旋風を巻き起こした『ハリー・ポッター』シリーズ。シリーズ終了後も原作者のJ・K・ローリングが公式サイトやツイッターなどで、『ハリポタ』関連の話題を振りまき、シリーズの人気は衰えることを知らない。そんな中、ハリーが息子の名前をセブルス・スネイプにちなんで名付けたことについて、ローリングが「許しと感謝」のためと明かし、ネット上で議論が起きたという。

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 ハリーの息子はアルバス・セブルスと名付けられており、「アルバス」はハリーが懇意にしていたダンブルドア先生、「セブルス」はスネイプ先生のファーストネームだ。

 ローリングは「ハリーの子供にスネイプの名前をなぜ付けたんですか? 彼はみんなに対して意地悪だったので、単純に興味があります」とファンに尋ねられ、「スネイプはリリー(ハリー・ポッターの母親)への愛から、ハリーのために死にました。ハリーは許しと感謝を込めて彼を称えたんです」とツイートした。するといつもにも増す反響があったという。

 ローリングは「ひと言、言わせて。何年もの間、皆さんは度々スネイプについて議論を重ねてきましたね。(先のツイートで)私のタイムライン上にまたもや愛と怒りがオンパレードになった。変わらないわね」と続けた。

 その後1人のファンが「“許し”はおかしくないですか?スネイプはハリーに悪意を抱いてなかったでしょ(ハリーも後々知るわけだし)」と疑問を投げかけると、ローリングは「それは違うと思うわ」と反論。ハリーの母リリーを愛していたスネイプは、ハリーの父ジェームズに対する憎しみと嫉妬をハリーに投影したと説明した。

 事実を知ったハリーはスネイプを称えることで自分も許されることを願ったと語るローリング。自分がツイッターから離れた後も、スネイプ議論が続いていることを知り、「スネイプは“理想”のために死んだのではありません。罪滅ぼしのために死んだのです。自分を助けるために正体を明かすこともできましたが、ヴォルデモート(ヴォルデモー)にハリーを標的にすることが致命的な謝りであることを教えませんでした。スネイプの沈黙により、ハリーの勝利は確定したのです」と伝えている。