米大統領、パリへ出発=COP21主導、対テロも協議

 【ワシントン時事】オバマ米大統領は29日、国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)に出席するため、パリに向けて出発した。30日に中国の習近平国家主席、インドのモディ首相とそれぞれ会談し、地球温暖化対策の新たな国際枠組みづくりの議論を主導したい考えだ。

 オバマ大統領は、30日夜にフランスのオランド大統領と夕食を共にし、過激派組織「イスラム国」への対応を協議。オランド氏からロシアのプーチン大統領との会談の内容などについても説明を受けるとみられる。

 オバマ氏は12月1日に海面上昇の危機に直面する島しょ国の首脳らとも会談。その後、記者会見して帰国の途に就く。