2014年5月、鬼太郎の人形と写真に納まる水木しげるさん(左)と妻の武良布枝さん=東京都調布市の水木プロ
共同通信社

 「ゲゲゲの鬼太郎」など独自の妖怪物で知られる漫画家の水木しげる(みずき・しげる、本名武良茂=むら・しげる)さんが30日午前7時ごろ、心筋梗塞のため東京都三鷹市の杏林大病院で死去した。93歳。鳥取県出身。葬儀・告別式の日取り、喪主は未定。

 11日に東京都調布市の自宅で転倒して頭を打ち、入院していた。

 太平洋戦争から復員後、紙芝居画家や貸本漫画家を経て、「ガロ」などの漫画雑誌で活躍。代表作「ゲゲゲの鬼太郎」はたびたびテレビアニメ化され、妖怪ブームをもたらし、後に実写映画にもなるなど、時代を超えた人気を見せた。10年には文化功労者に選ばれた。