2015年最も多かった赤ちゃんの名前は!?「たまひよ名前ランキング」 | ニコニコニュース

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ベネッセホールディングスは、2015年1月~10月に生まれた赤ちゃん19,761人(男の子10,186人、女の子9,575人)を対象に、名前や名前の読み方、漢字などについて調査した「たまひよ名前ランキング」を発表した。

男の子では「悠真」(主な読み「ゆうま」)が、2年連続1位となり、2位には、昨年の8位から初のトップ3入りとなった「湊」(みなと)がランクインした。"多くの人が集まるところ"という意味があることから、人気がアップしたと予想される。また、「陽向」「大和」「朝陽」が昨年のトップ10圏外からランクインした。

女の子では、昨年4位の「葵」(主な読み「あおい」)が、2008年以来7年ぶりの1位となった。また、「結菜(ゆいな)」「結愛(ゆあ)」「結衣(ゆい)」など、人との結びつきを大切にしてほしいという願いが反映された、"結"を使った名前が引き続き人気となっている。さらに、トップ10内に日本を象徴する花「さくら」と読む名前が2つランクインしたことから、花にまつわる名前が人気であることを示す結果となった。

2015年生まれの赤ちゃんの名前 上位10位までのランキング

男の子の名前で使われた漢字は、2009年より7年連続で「太」「翔」「大」が人気トップ3を占めた。
女の子の名前で使われた漢字は、「愛」が6年連続1位に、「菜」が4年連続の2位から1位にランクアップした。愛情・優しさを大切にしてほしい、愛される子になってほしいといった願いが込められていると思われる。
また、「菜」「花」「莉」「咲」と、"花・植物・果実"に関連する文字がトップ10中に4文字ランクインし、 日本らしい文字である「乃」が2013年以来2年ぶりにトップ10入りした。

2015年生まれの赤ちゃんの名前に使われた漢字 上位10位までのランキング

男の子の名前の読みは、7年連続で1位が「はると」、2位が「ゆうと」という結果になった。「みなと」「ひろと」「えいと」「かいと」「はやと」など、最後が「と」で終わる読みの人気が定着しており、20位中8つを占める結果となった。 また、名前の初めの音は、「さ行」「は行」「や行」が人気を集め、男女問わずやわらかい響きの音が好まれる傾向にある。さらに、20位中「4音」の名前は「そうすけ」のみで、男の子の名前は「3音」が主流となっていることがわかった。

一方、女の子の名前の読みは、ひつじ年を意識したからか、「めい」が初の1位になった。8年連続1位の「ゆい」は僅差で2位になったが、根強い人気があることがわかる。また、女の子は「2音」の読みの名前がトップ3を占め、「はな」「あおい」「ひまり」「さくら」のように植物を連想させる名前も多くみられた。

2015年生まれの赤ちゃんの名前の読み 上位10位までのランキング

「名前の読み=名前の響き」は、人気の響きに集中する傾向が続いているが、同じ響きの名前でも「漢字の組み合わせ」は以前よりも多様化している。漢字に子供への想いを込め、個性を表現する傾向が強くなっていると推測される。
7年連続で読みがトップの「はると」の漢字組み合わせは、多様な漢字が使われていることがわかる。

男の子の名づけの傾向

一方の女の子の漢字は、トップ20位以内に、植物を連想させる名前が11つもランクインしている。美しく、しなやかに、大地にしっかり根を張るように生きてほしい、という願いが込められているのかもしれない。

女の子の名づけの傾向

最後に、2015年生まれの赤ちゃんの名づけについて、在住地域別のランキングを集計した。男の子では「陽向」「湊」「朝陽」がトップの地域や、1位の「悠真」が入っていない地域もあった。また、北海道では「尊」「陸斗」、東北では「結翔」、中国では「樹」など、全体のトップ10に入っていない名前がランクインするなど、在住地域別で特徴がみられた。

在住地域別 名前ランキングTOP3 男の子

女の子では、「結衣」「陽葵」がトップの地域があった。「葵」は関東・中国で1位となっており、中部・四国以外ではすべてのトップ3に入った。北海道では「愛莉」「七海」、四国では「真生」、九州では「咲希」など、全体のトップ10に入っていない名前がランクインした。

在住地域別 名前ランキングTOP3 女の子