COP21首脳会議で演説する安倍晋三首相=11月30日、パリ郊外(AP=共同)
共同通信社

 【パリ共同】安倍晋三首相は30日午後(日本時間12月1日未明)、国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)首脳会議で演説した。省エネルギー分野の技術革新で温室効果ガスの削減に貢献する決意を表明。発展途上国の温暖化対策への支援を2020年に現在より1・3倍増額し、年1兆3千億円とする方針も打ち出した。

 環境技術に関し、首相は「気候変動対策と経済成長を両立させる鍵は、革新的技術の開発だ」と強調。水素の製造や貯蔵、輸送に関する技術と次世代蓄電池を例示し、来春までに「エネルギー・環境イノベーション戦略」をまとめ、研究開発を強化する考えを示した。

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