別居中の夫の焼酎に毒物を入れ殺害しようとしたとして、栃木県警は30日、殺人未遂の疑いで、宇都宮市みどり野町、無職鹿毛陽子容疑者(33)を逮捕した。黙秘しているという。

 逮捕容疑は、10月29日午後3時ごろ、外出中の夫(34)宅に合鍵を使って入り、ひまし油の原料となるトウゴマの種子から抽出された猛毒のリシンを紙パックの焼酎に入れ、夫を殺害しようとした疑い。夫宅周辺を警戒していた警察官が住宅に入る鹿毛容疑者を確認し、毒物を検出した。

 県警によると、鹿毛容疑者と夫は3月中旬から別居し、夫婦間にトラブルがあったという。