【カイロ時事】エジプトのダマティ考古相は28日、南部の遺跡都市ルクソールで記者会見し、同地の「王家の谷」にある古代エジプト王ツタンカーメンの墓で行った調査の結果、壁の裏側に隠し部屋がある可能性が濃厚になったとの見方を示した。AFP通信などが伝えた。

 考古省によると、調査には探査を専門とする日本人も参加した。得られたデータは日本で分析され、1カ月後をめどにその成果を公表する見通し。

 王墓をめぐっては、未発掘の部屋にツタンカーメンの義母で「絶世の美女」と伝えられる王妃ネフェルティティが埋葬されているとの説がある。