横浜流星、山田菜々、鈴木拡樹らが体当たりで熱演! 舞台『スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE』いよいよ開幕 | ニコニコニュース

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文・取材:編集部 立花ネコ 、撮影:カメラマン 永山亘

●原作ファン・神田沙也加もキャストに太鼓判!

 スパイク・チュンソフトの『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』を原作に、2015年12月3日(木)~13日(日)、東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演予定の舞台『スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE ~さよなら絶望学園~』。初日を控えた12月2日(水)、報道陣・関係者向けのゲネプロ公演が行われた。

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 なおこの日のゲネプロ公演前には、同会場にて『ダンガンロンパ』プロジェクト発表会が開催。シリーズ最新作やアニメの制作など、新情報がつぎつぎと明かされた興奮冷めやらぬなか、多くの報道陣・関係者がゲネプロ公演に駆け付けた。

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 ゲネプロ公演前には、日向創役として主演を務める横浜流星を始め、山田菜々(七海千秋役)、いしだ壱成(左右田和一役)、鈴木拡樹(狛枝凪斗役)らが囲み取材に登壇した。

 囲み取材では、横浜が「ひとりひとりが原作を大事に、キャラクターを愛して、キャスト・スタッフ一同がんばってきました」と語れば、キャスト最年長だといういしだも「これだけいい魂が集まることはなかなかない」と座組に自信を見せる。さらに鈴木も「『THE STAGE』も『ダンガンロンパ』のひとつのコンテンツ。しっかりとひとつのコンテンツとして成り立つように、皆様に受け入れていただけるように、素敵な作品を作っていきたい」と、舞台版の魅力や意気込みを熱弁した。

 また、本作に映像出演するほか、主題歌を担当するTRUSTRICKのボーカルである神田沙也加が急きょ囲み取材に登壇。原作ファンとしても知られ、前作で圧巻の演技を見せた神田も「バックステージでお会いしたキャストの皆さんの目の輝きや立ち居振る舞いを見ていても、安心してファンの方に観ていただけると思います!」と、続編に太鼓判を押していた。

 つぎのページでは、劇中写真を含めて本作をリポート! ストーリーのネタバレには触れていないものの、ネタバレNG派の方はご注意を。

●キャラクターの“振れ幅”に注目!

 南国を思わせるセットに期待が高まるなか、舞台はモノクマ(声:大山のぶ代)の「オマエラ、ようこそギロッポンへ」というナレーションから幕開け! ちなみに、このナレーションは舞台のために新録されたもの。演出を務める松崎史也氏が「最大の推進力になっている」と語るそのナレーションは、ぜひ劇場でお楽しみいただきたい。

 物語は、主人公・日向が南の島で目を覚ますシーンからスタート。狛枝との出会いを経て、日向の前には“超高校級”のクラスメイトたちがつぎつぎと現れる。いずれもアクの強いキャラクターを演じるキャストは、ビジュアルもさることながらテンションやセリフ回しもまさにゲームから抜け出してきたよう。そんな彼らが楽しむはずの平和な修学旅行は、突如来襲したモノクマの仕業で“コロシアイ修学旅行”に変貌。突然の事態に戸惑う面々だったが、ある夜のパーティーを境に、悲劇が幕を開けることとなる。

 記憶喪失でみずからの才能を忘れてしまった日向を演じる横浜は、“主人公力”高めに、まっすぐキャラクターを好演。個性的すぎるクラスメイトのなかで等身大の日向を演じるが、それだけに終盤の展開が刺さる! 対して、狛枝を演じる鈴木は、劇中で見せる“さまざまな”表情が大きな見どころ。詳しくはネタバレになるため差し控えるが、まさに本領発揮ともいえる振れ幅で、底知れぬキャラクターを表現していた。狛枝のみならず、各キャストが体当たりの熱演で魅せるキャラクターの“振れ幅”は、舞台版でも注目ポイントのひとつ。個人的には、罪木さん(須藤茉麻)がスゴかったです!

 気になる学級裁判シーンは、まさに“ハイスピード推理アクション”を体現するようにテンポよく進行。ステージにはモニターが設けられており、戸惑いや怒りなど、オペラグラスなどを使わずとも登場人物の表情がよく見えるため、クローズアップされていないキャラクターも「ここではこんな顔をしていたのか!」といった楽しみかたができる。これはゲームやアニメでは感じられない、舞台ならではの魅力だろう。ちなみに神田沙也加の“映像出演”シーンは、「この手があったか!」と思わされる演出で必見! こちらもぜひ、劇場で確かめてほしい。

 個性的な世界観やBGMはそのままに、生身のキャストがキャラクターに息を吹き込むことで、新たな『ダンガンロンパ2』の魅力を感じることができる舞台版。とくに畳みかけるようなクライマックスは、ストーリーを知っている人でも息を呑むこと請け合いだ。『スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE ~さよなら絶望学園~』は、12月3日(木)~12月13日(日)、東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演予定。

■ストーリー


「南の島で、“サイコトロピカル”な“コロシアイ”!!」
 “超高校級”と称される卓越した才能を持つ現役高校生だけが入学を許される国家公認の私立校“希望ヶ峰学園”。主人公・日向創は、強い憧れだった希望ヶ峰学園に念願の入学を果たした。

 入学式の日、日向が目を覚ますとそこには「扉」があり、扉を開けた先の教室には日向と同じ学園の新入生たちが集っていた。しかし、ほどなく生徒達は教室に閉じ込められてしまっていることを悟り困惑する。そこに突如現れたのは謎のキャラクター“ウサミ”。引率役を名乗るウサミは唐突に修学旅行の開催を告げる。

 教室の外壁が外れるとそこは南国のリゾート地“ジャバウォック島”だった。驚きのあまり海岸に倒れてしまった日向は、同じく新入生の狛枝凪斗に起こされる。その際、自分の持つ“超高校級の才能”を含む過去に関する記憶が思い出せなくなっていることに気付いた……。

 ウサミの話では「ほかの生徒たちと仲良くして希望のカケラを集める」ことが目的の平和な修学旅行だったのだが、日向たちが思い思いに島を探索していたとき、突如として謎のぬいぐるみ・モノクマが襲来する。

 生徒たちを守ろうとしたウサミはモノクマに敗北し、大事な杖を破壊され、モノミに改造されてしまう。呆気にとられる生徒たちに、モノクマは「島から脱出するためにはほかの生徒を殺さなければならない」という“コロシアイ修学旅行”の開催を宣言。“修学旅行のしおり”に新たなルールを書き加えた上、日向たち生徒全員が「何者かによってここ数年間の記憶を奪われている」という事実を突きつける。

 唐突な事態の連続に戸惑う日向たちだったが、みずからリーダーを名乗り出た超高校級の御曹司・十神白夜の提案によりオールナイトパーティーを執り行うことになる。だが、それがすべての悲劇の始まりであった……。

■公演概要


◆タイトル:『スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE ~さよなら絶望学園~』
◆公演日程:2015年12月3日(木)~12月13日(日)
◆会場:東京・Zeppブルーシアター六本木
◆出演者:
横浜流星
山田菜々、井上正大、須藤茉麻、ジェイミー夏樹、高橋ユウ、椎名鯛造、伊崎龍次郎、伊波杏樹、水越朝弓、濱頭優、
西洋亮、 蜂谷晏海、千倉里菜、TEAM近藤、二梃木周平(ヒマワリ)/川島邦裕(野性爆弾)、いしだ壱成/鈴木拡樹/
大山のぶ代(声の出演)、貴家堂子(声の出演)/神田沙也加(特別映像出演)
◆脚本:堀江慶
◆脚本・演出:松崎史也
◆シナリオ監修:小高和剛(スパイク・チュンソフト)
◆音楽:高田雅史(サウンドプレステージ)
※公式サイト
※公式Twitter
◆主催:希望ヶ峰学園演劇部
◆後援:beachwalkers. TOKYO MX
◆企画協力:スパイク・チュンソフト

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