「子供欲しい…」の焦りを止めるために 独女が「たまごクラブ」を読んでみた | ニコニコニュース

「子供欲しい…」の焦りを止めるために 独女が「たまごクラブ」を読んでみた
独女通信

「とにかく子供が欲しい!」
そんな焦りがつのる、特に産む予定も嫁ぐ予定もない30女の筆者です。恐らくこの焦りの正体は、続々と周りが子供を授かる姿を見て湧いてきたのだろうな…と思っています。

改めて考えると、このまま結婚もせず子供も授かる事がなかったら、私は一生「子供を持つ」という問題に対して何の知識も持たず、漠然とした焦りや諦めだけを抱いて生きていくのか…。

それはなんだかもったいない! 子供を授かることの実態を少しでも知れば、この焦りも少しは収まるのではないか。そこで今日は、プレママ愛読書のテッパン「たまごクラブ」を妊娠予定の無い独女が読んでみて、独女の皆さんにレポートしたいとおもいます。

■ 重くてボリューム満点に圧倒される

ひとまず購入してみた「たまごクラブ」。持って最初に感じた印象は「お…重い」、結婚雑誌「ゼクシィ」の重みを思い出したバツイチの筆者です。

そうして見ていくと、いきなり応募者全員プレゼントなる企画があったり、付録に通販ページが大量にあったりして、子供を持つ予定もないのについ読みふけってしまいます。気持ちはすっかりプレママです。

広告も多いものの、プレママが悩む事前準備や里帰り問題、先輩ママの体験談が中心。全体と通して和やかな誌面を見ていると、なんだか子育てに対する憧れが一層強まります。

■ ああ…大変そう…その一言につきる

勝手にプレママ気分に浸っていた筆者ですが、しっかりと読み進めるうち、だんだんと不安が募るではないですか。

それはズバリ「やる事、多すぎ!」。例えば里帰り出産する・しない問題のコーナーでは、里帰りの前に済ませておく事リストがなかなかの細かさ。先輩ママ達の声によると、やる事が多いのもさる事ながら、夫や母親との関係にモヤモヤした経験がある人も多いよう。

「妊娠中、何をいつまでにやるか」というコーナーでは、母子手帳の取得から安産祈願の時期、プレママ教室に通い始める時期、出生届けの準備などなどなど…。全体的にものすごい量のTODOです。

自分事になっていないからかもしれませんが、今のリズムで生活しつつ、これだけの準備はできない…と思い、ひとり絶望したのでした。

■ 結論。憧れる程楽じゃないんだね

ちなみに今回のママ雑誌購読にあたり、比較したのは結婚式の大変さです。「それは間違いだろう!」とママ達に突っ込まれそうですが、筆者の経験で比較できる大きなイベントが、それしかありませんでした。

結婚式は場所と予算と人数を決めれば、大体内容が固まってくるもの。しかし、出産は産んだら終わりの話しでは当然ありません。

結婚式のようにプラン化されているわけでもなく、妊娠から出産までキッチリ取り組もうと思うと、膨大な情報量を仕入れ、準備をこなさなければいけないのだなと、読んでいて痛感しました。ママって超大変じゃん!

しかし、改めて誌面を見返すと、出産を経験された女性達は、子供を抱いていなかったらママとわからないくらいの美人さんばっかりではないですか。

年々体重増加が気になる筆者としては、出産したらきっと一層自己管理のできていない体形へと変化するのだろうな…と思うと、今度はいつ子供を持つのか怖くなってきました。少なからず「子供欲しい…」という気持ちは、落ち着く結果となりました。(おおしま りえ)