海上自衛隊のUH60J救難ヘリコプター
共同通信社

 海上自衛隊の次期多用途ヘリコプターに関し、防衛相直轄の特別組織である防衛監察本部が、機種選定の過程で不正があったとの公益通報に基づき、海上幕僚監部などの担当部署に特別防衛監察を行っていることが3日、複数の防衛省関係者への取材で分かった。

 主要装備品の調達をめぐり、特別防衛監察が実施されるのは極めて異例。監察の影響で機種選定作業は中断している。監察本部は関係書類を精査、海幕や内部部局で選定に関与する整備計画局の自衛官や職員から事情を聴き、選定過程に問題がなかったかどうか調べている。

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