阪神大震災の犠牲者を追悼する「神戸ルミナリエ」が開幕し、光のアーチをくぐり抜ける大勢の来場者=4日夜、神戸市中央区
共同通信社

 阪神大震災の犠牲者を追悼する光の祭典「神戸ルミナリエ」が4日、神戸市中央区で始まった。21回目のテーマは「心の中の神戸」。今回からにぎわいの創出に力を注ぐとして、開催趣旨から「復興」の部分をなくした。イベントのスタイルが今後変わっていく可能性がある。

 点灯式では黙とうの後午後6時ごろ、鐘の音を合図に17基のアーチなどに取り付けられた約30万個のLED電球が一斉にともった。全作品にLED電球を使ったのは初めて。

 運営資金不足などを理由に、例年より回廊部分を約80メートル短くし、アーチも7基減らした。インターネットなどで募金を受け付けている。