先日、「教えて!gooウォッチ」では「学校の勉強なんて役に立たないじゃん!」と言われたら、どう諭す?」という記事をリリースした。大人になると学校の存在と勉強ができる環境に有難みを感じるが、学生時代は「こんな勉強が何の役に立つんだろう……?」と勉強漬けの毎日につい手を抜いてしまうことも少なくない。
記事内ではこうした疑問に考えられるアンサーをご紹介したが、これに対して提供先のニコニコニュースで約1470にも及ぶコメントで議論が盛り上がっているのを発見。元記事とは違った形で学校の勉強の大切さを諭す意見が多数見られたため、今回は学校の勉強にちょっとウンザリしてしまっている学生に向けて、彼らの意見をピックアップしてみたい。
■学校の勉強から身に着くこと
「重要なことは、勉強した内容ではなくて、その内容を如何に努力して覚えたかってこと。内容が役に立つのではなく、努力したことが役に立つ」(禰々太さん)」、「役に立つか否かも勿論あるけど、努力する習慣を身に着けること、自己の成長・成果を感じることが最も重要だと思うな」(xtendさん)
いうなれば勉強をする姿勢を身に着けることの大切さ、とでも言えばいいのだろうか。学校の勉強に限らず、世の中には勉強させられることが山ほどある。それこそ社会人として仕事に就いて「もっと勉強しておけば良かったな」と感じることもあれば、諸先輩方から仕事のやり方を学ばせてもらえることの有難みを実感することもあるだろう。
なかには勉強するのが苦手な人もいるかもしれないが、学ぶ姿勢の大切さを学生時代に身に着けられた人は、人よりも早く自分自身の成長を高められるのかもしれない。
■将来の可能性を広げるため
「将来の選択肢を広げるってのが一番かなぁ」(ミナトさん)、「小中高ととりあえず好成績で専門進学した自分が、小中高を適当に済ませ(中略)進学して遊んで卒業した元夫より高収入だった。勉強=選択し、かな」(黒猫さすけさん)
少々生々しい意見だが、より良い企業に就職するためにやはり学歴が大切、という意見は少なくなかった。会社に限らず、世の中には勉強ができなければ就けない仕事もある。自分の進路や将来の可能性を広げるためにも、勉強をしていて損はないと言えるだろう。
■勉強することは一生続く
ほかにも「勉強の結果ではなく勉強の仕方が大事どうやって結論を導くかを学ばないとダメ」(えびおんさん)という意見も。
これ以外でも「四則演算や都道府県や漢字なんかは社会時に出てからも役に立つ。学校の勉強は必要最低限度の常識」(天帝さん)という意見もあれば、「商業系の勉強をして全く関係ない職業に就いた筈が字を書いたり電卓を打っていた……」(monakaさん)と言う意見も。
学生時代は自分がどんな仕事に就くのか想像ができないことが多い。誰しもが就きたい仕事に就けるわけでもないため、学生時代に学んだ勉強がどんな形で生きてくるかは、意外と大人になっても分からないのかもしれない。
柚木深つばさ(Yukimi Tsubasa)