日本が中国の緑化のために100億円拠出  「汚なすぎて見ちゃいられないんだ」と中国ネット民 | ニコニコニュース

サーチナ

 日本政府は3日、中国の民間団体が進める植樹を支援するために、日中緑化交流基金が100億円(約5億2000万元)を拠出と発表した。中国メディアの新浪網が同話題を伝えると、微博(ウェイボー、中国版ツイッター)では、「仲が悪いのに、(中国を)見ちゃいられないんだろう」、「汚職に使われる」など、多くの書き込みが寄せられた。

 記事は、「この(日中緑化交流基金の)活動は1990年に始まり、毎年1000万本が植樹され、(緑化された)総面積は6万5000ヘクタールに達した」などと、日本が中国の緑化支援を長期にわたって継続していることも紹介した。

 また、日本のメディアが「日本政府には、中国からの越境汚染を低減できるとの期待がある」と報じたことにも触れた。

 新浪網がが微博の公式アカウントで同話題を紹介すると、コメントが相次いだ。「いいね」が最も多いのは「仲のあまりよくないお隣さんも見ちゃいられないほど、部屋の中が汚くなったんだよ」との書き込みだ。

 日本の中国支援を評価するものとしては「みんな、これだけで感動するな。日本は中国の環境保護事業に毎年、資金援助をしている。中国に来て植樹をする日本人もいる。それも毎年だ」などもある。「日本は実際には第二次世界大戦が終わってから、このような資金援助をずっとやっている」と書き込んだ人もいた。

 日本政府の中国支援が本格化したのは1978年の日中平和友好条約以降で、同書き込みには誤解もあるが、日本は長期間にわたって中国を支援してきたことを中国人は知るべきだとの主張だ。

 その他の傾向の書き込みとしては「寄付はやめときなよ。また汚職に使われてしまうよ」、「5億円の支援だって。汚職用としては少なすぎる」がある。自国の腐敗の深刻さを皮肉るコメントだ。

 「中国政府は恥ずかしくないのかね」、「中国は面汚しだなあ」などもある。さらに「中国はアフリカやロシアを援助する。日本は中国を援助する」などの書き込みもある。中国が発展途上国を支援しながら、自らは日本に支援してもらっている矛盾を指摘する意見だ。(編集担当:如月隼人)(写真は新浪微博における新浪網公式アカウント頁の4日午後4時時点の画面キャプチャー)