東芝、白物家電の売却検討=シャープなどと事業統合も

 東芝が、冷蔵庫など白物家電事業の売却を検討していることが4日、明らかになった。経営再建中のシャープを含めた国内家電メーカーと白物家電の事業統合に向け、協議に入った。東芝は不正会計問題を受けた経営立て直しの一環として、赤字が続く白物家電事業の構造改革を進める方針を表明していた。

 東芝は年内に、白物家電事業の売却方針を表明する見通しだ。同社は白物家電の海外生産シフトを進めた結果、日本向けの製品コストが円安で増加しており、抜本的な対策が必要となっていた。