死んだ警視庁の警備犬「レスター号」
共同通信社

 2004年の新潟県中越地震をはじめ、国内外の災害現場で行方不明者の捜索に当たってきた警視庁の警備犬「レスター号」(雄、ジャーマンシェパード)が4日、老衰のため死んだ。人間では90~100歳に相当する13歳だった。

 中越地震では長岡市の土砂崩れ現場で、当時2歳の男児の生存を鼻で突き止め、約92時間ぶりの救出につなげた。

 警視庁によると、レスター号は03年から活動開始。08年の中国・四川大地震や北海道洞爺湖サミットといった災害、警備の現場に408回出動し、11年4月に引退した。