副会長2人に活動停止処分=FIFA汚職事件

 【ロンドン時事】国際サッカー連盟(FIFA)の倫理委員会は4日、収賄容疑でスイス司法当局に逮捕されたフアン・アンヘル・ナポウ(パラグアイ)、アルフレド・アウィ・バネガ(ホンジュラス)の両副会長を、90日間の暫定的な活動停止処分にすると発表した。2人は3日、米当局の要請を受けてスイスのチューリヒで逮捕された。

 両副会長は、中南米で開催された国際大会やワールドカップ(W杯)予選の商業上の権利売買に絡み、賄賂を受け取った疑いが持たれている。

 FIFAは、5月にも収賄容疑などで副会長らが逮捕され、10月には不正に関与した疑いでブラッター会長とプラティニ副会長が90日間の暫定活動停止処分を受けるなど混乱が続いている。