【ワシントン時事】オバマ米大統領は5日、週末恒例のラジオ・インターネット演説で、カリフォルニア州で起きた銃乱射事件を受けて「潜在的なテロリストや犯罪者に銃を簡単に入手させてはならない」と改めて訴え、議会に対し銃規制に取り組むよう求めた。

 大統領は、事件について「2人の容疑者はテロを行う過激派だった可能性が十分にある」と明言。過激派組織「イスラム国」や他の組織が米国を含む世界中の人々を暴力に駆り立てていることも分かっていると指摘した。

 その上で、旅客機への搭乗が禁止されている人物が店で銃を購入できる米国の現状は「常軌を逸している」と批判。全ての悲劇を阻止することは不可能かもしれないが、最小限のことは行うべきだと呼び掛けた。