警視庁の警備犬「レスター号」の遺影に手を合わせる警備犬部隊員=6日、東京都内の警備犬訓練所
共同通信社

 新潟県中越地震や中国・四川大地震など国内外の災害現場での救出活動で活躍し、4日に老衰のため13歳で死んだ警視庁の警備犬「レスター号」の告別式が6日、都内の警備犬訓練所で営まれた。

 警備犬部隊員ら約15人が焼香した後、ハンドラー(指導手)として長年を共にした大牟田義貢警部補(53)が祭壇の遺影に向かって「何にも興味を示し、覚えが早かった。長い間お疲れさまでした」と語り掛けた。

 2003年12月にデビュー。04年10月の中越地震では、土砂崩れに巻き込まれた当時2歳の男児の生存を嗅覚で確認、約92時間ぶりの奇跡的な救出につなげた。

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