遅咲きの点取り屋トーニが現役引退を表明…昨季得点王も今季は苦戦 | ニコニコニュース

現役引退を表明したトーニ [写真]=Getty Images
サッカーキング

 ヴェローナに所属する元イタリア代表FWルカ・トーニが6日、大手メディア『スカイスポーツ』のインタビューに応え、今シーズン限りでの現役引退を表明した。イタリアメディア『TUTTOmercatoWEB.com』などが伝えた。

 現在38歳のトーニは1994年にセリエC1(イタリア3部、現レーガ・プロ)のモデナでキャリアをスタートさせた。その後複数のクラブを渡り歩くと、パレルモに所属していた2003-04シーズンに30得点を挙げてチームを1部昇格に導き、プロ11年目の2004年にはイタリア代表デビューを飾った。2006年にはフィオレンティーナで自身初のセリエA得点王を獲得し、シーズン終了後に行われたドイツ・ワールドカップでは、イタリア代表の主力選手として優勝に大きく貢献した。2007-08シーズンにはバイエルンでブンデスリーガ得点王に輝くなど、多くのクラブで功績を残している。

 現在所属するヴェローナには2013年夏に加入すると、加入2年目の昨季は22得点で9年ぶりのセリエA得点王を獲得した。しかし、今季は左ひざのじん帯を痛めて長期離脱を強いらると、11月22日の第13節ナポリ戦で復帰したものの、15試合未勝利で最下位に沈んでいるチームとともに、苦戦を続けている。

 6日に行われたエンポリ戦で0-1の敗戦を喫すると、トーニは試合後に「辞め時が来たと思う」と現役引退の意思を表明し、「ヴェローナの残留を祝えることを願っている」と、現役ラストシーズンとなる今季の目標を口にした。