Macの新機能Split Viewを使いこなそう。画面を2分割して作業を効率化

MakeUseOf：Split Viewなんて、ただの子供だましだと思っている人もいるかもしれませんね。でも、しばらく使ってみたら、「今までこれなしでMacを使ってきたのか…」と思うようになるでしょう。

そんなワケあるかって？ その気持ちもわかりますよ。Split ViewはEl Capitanの新しい機能の中で一番注目を集めていますが、初めは私にもその価値がわからなかったというのが正直なところです。一度に1つのアプリしか開けなかったiPad上では、画面を分割して表示できることには大きな意味があります。しかし、Mac上ではもともと複数のアプリを一度に起動でき、複数のウィンドウを開くことができました。なので、「なぜいまさらSplit View？」という感じでした。

同じ気持ちでいる人が多いのではないかと思いますが、せめて一度はお試しいただきたいと思います。リサーチをするとき、仕事の計画を立てるとき、あるいは単に連絡を取るだけの場合でも、Split Viewでアプリを組み合わせることにより、驚くほどの効率化が実現できることがあります。

特に縦長の表示が好きな人は、大変気に入ると思います。

Split Viewの使い方

Split Viewとは、El Capitanの目玉機能の1つで、画面上に2つのアプリをフルスクリーンで横並びに表示するものです。トップ画像がSplit Viewを起動したところです。ブラウザとメモを並べて、資料を作っているところです。

ドックやメニューバーは非表示になります（マウスカーソルをスクリーンの上部／下部に置けば現れます）。縦長の表示が必要なときには特に、画面がすっきりします。

Split Viewを立ち上げる方法としては、以下の3つがあります。

私の知る限りOS Xでショートカットキーを作成する正式な手法は存在しません。「BetterTouchTool」（トラックパッドをより効果的に活用できるソフトで、キーボードを用いたショートカットなら、ほぼ種類を選ばず作成でき、スクリーンの分割表示をするためのキーボードショートカットやタッチパッド操作なども作成できます）をインストールするといいでしょう。

Split Viewの潜在的な使用法

Split Viewの起動法はわかりましたが、どのように活用すればいいのでしょうか？　私にとってもこれが悩みの種だったのですが、今でお気に入りの使用法が、いくつか出来ました。

1. 計画モード：ToDoリストとメモ帳アプリの組み合わせ
ふだんご使用のToDoリストとメモ帳アプリが何であれ、これらは一緒に使うと便利です。私は常に「OneNote」と「Reminders」を同時起動させているので、たまった仕事や予定を見ながらToDoリストを計画することができます。

2. リサーチモード：ブラウザとメモの組み合わせ
調べ物のためにネットをさまよっていると、迷子になることがあります。そこで私からのお勧めです。読み進むごとにメモを取り、そもそもなぜそのページに飛んだのかを思い出せるようにしておくといいですよ。ブラウザとメモ帳を組み合わせるというのが、一番簡単な方法です。

3. コミュニケーションモード：メールとインスタントメッセージ（IM）の組み合わせ
組み合わせることでより力を発揮するコンビがあります。私が思うに、IMとメールはそれにあたります。どのIMアプリをお使いでも、好みのメールアプリと併せれば、すべてのコミュニケーションが1カ所で済んでしまいます。

フルスクリーン表示中にデスクトップのファイルにアクセスするには

最後に重要なコツを1つお教えします。フルスクリーンやSplit Viewでは、デスクトップのファイルをドラッグしてきて開くことはできません。面倒ですが、Split View使用中にデスクトップのファイルにアクセスしたい場合は、Finderからデスクトップフォルダをドックに追加しましょう。

そうすることで、フルスクリーン／Split View中でもデスクトップ上のファイルに容易にアクセスすることができます。

El Capitan's Split View Seems Useless Until You Actually Use It | MakeUseOf
Justin Pot（訳：コニャック）