Twitterの世界で(ランダムに)好意を届ける「@TheNiceBot」 | TechCrunch Japan

世の中、結構きびしいことが多い。これまで3年間、インターネット上で記事を執筆してきた。そしてその期間を通じて喧嘩腰のコメントや何を言っているのかわからないメール、あるいは誹謗中傷などを受けてきた。いや、そうしたことがあっても、自分の仕事のことは気に入っている。ただ、ときにもう少し穏やかに過ごしたいと思うことはあるのだ。

きっとそんなことを思う人は少なくないのだろう。Twitter上に@TheNiceBotなるアカウントが登場した。単なるボットなのだが、おそらくは唯一、人を幸せにすることを目的としたボットであると言えるかもしれない。この@TheNiceBotのプロフィールを見てみよう。

こんにちは、NiceBotです。Twitter上には60秒毎に意地の悪い発言が投稿されます。そこで30秒毎に、何かしら優しい言葉をかけるためのボットを作ってみました。あなたのハッピーのお役に立てればと思います。

というわけで、このNiceBotは30秒毎に、ランダムに選んだTwitter利用者宛に応援メッセージを送るのだ。これまでに4万件もの賞賛メッセージを送っている。これによりちょっとだけ良い気持ちになった人もいることだろう。

なお、プロフィール欄のリンクはChampions Against Bullyingに繋がっている。これはイジメや暴力問題に対処するために保護者、学校、教師、ないしコミュニティに対する援助を行う組織だ。

そうした組織はありながらも、しかし学校からいじめはなくならない。コミュニケーションの場がインターネットにうつって、さらにひどい状況になっているという面もある。そんな中、TheNiceBotは一服の清涼剤となり得るかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H