高速増殖炉もんじゅの廃炉を訴え、福井市内をデモ行進する反原発市民団体=5日午後
共同通信社

 高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)のナトリウム漏れ事故から8日で20年になるのを前に、全国の反原発市民団体が5日、廃炉を訴えて福井市内で集会を開いた。集会後は約1200人(主催者発表)が「もんじゅを廃炉に」「核燃料サイクルをやめろ」とシュプレヒコールを上げて中心部をデモ行進した。

 集会では、原子力政策の研究や提言を行うNPO法人「原子力資料情報室」の伴英幸共同代表が「もんじゅはほとんど運転実績がない。必要な技術を持つ人がいないのでは」と指摘した。