【ニューヨーク共同】国連総会(193カ国)本会議は7日、世界の指導者や若者の被爆地訪問を奨励する日本主導の核兵器廃絶決議案を賛成多数で採択した。日本の核廃絶決議採択は22年連続で、被爆地訪問を促す文言が入るのは初めて。

 決議は11月、総会第1委員会(軍縮)で採択後、本会議に送られ、今回正式に成立した。総会決議に拘束力はなく、国際社会への理念提唱が目的。

 第1委での採決では、歴史認識で日本と対立する中国と、ロシア、北朝鮮の3カ国が反対、昨年は賛成した核保有国の米国、英国、フランスを含む17カ国が棄権した。賛成は156カ国だった。

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