【ロンドン共同】フィンランド政府は8日、難民らが押し寄せていることを受け、報酬を与えずに労働をさせるなど、難民らの管理を強化する新たな対策を明らかにした。ロイター通信が報じた。

 無報酬の労働は、難民の若者らの不満解消が目的という。リンドストローム法相は「賃金労働である必要はない。長く無職の状態にいると、多くの不満を覚える」と説明した。

 難民認定しなかった人らの送還手続きも早める。オルポ内相は8日、フィンランド放送協会の取材に対し、重大な罪を犯した難民らの国外退去を可能にする法整備を進める意向を示した。