福岡県警早良署は9日、コンビニの万引事件で30代男性を窃盗容疑で誤認逮捕し、約7時間後に釈放したと明らかにした。防犯カメラに写った映像の裏付け作業が不十分だった。

 早良署によると、男性は9月29日、福岡市早良区のコンビニで乾電池1点(約600円相当)を盗んだとして今月3日に窃盗の疑いで逮捕された。コンビニの防犯カメラに写っていた車や男の顔が似ていると判断した。

 しかし、男性は容疑を一貫して否認。早良署が再度映像を確認すると、知人の男(33)が男性名義の車を借りてコンビニを訪れていた疑いが強いことが判明。容疑を認めたため、9日に窃盗容疑で書類送検した。