2015年度CM好感度、過去最高でauが首位 ソフトバンクの9連覇阻止 | ニコニコニュース

auの「三太郎」シリーズが過去最高のCM好感度を獲得 (C)ORICON NewS inc.
オリコン

 CMに関する調査を行うCM総合研究所は10日、2015年度(14年11月~15年10月)の銘柄別CM好感度ランキングを発表し、「三太郎」シリーズで過去最高の好感度を獲得した【KDDI/au】が、年間首位に輝いた。昨年までV8を記録し、9連覇を目指した【ソフトバンク/SoftBank】が2位に陥落し、3位には前年の217位から大きく躍進した【健康コーポレーション/RIZAP】がランクインした。

【一覧表】CM好感度ランキングTOP10 代表作や出演タレントも(文章下)

 【au】は「三太郎」シリーズを中心に55作品を放送。松田翔太が桃太郎、桐谷健太が浦島太郎、濱田岳が金太郎に扮してコミカルな掛け合いを繰り広げ、今年1月のオンエア開始から圧倒的な支持を獲得。かぐや姫役の有村架純、乙姫役の菜々緒、鬼役の菅田将暉など個性的な新キャストの起用や、敵役の鬼が桃太郎の友達だったなど意表をついたストーリー展開が視聴者を飽きさせず、観測史上最高の好感度を獲得して年間を通して首位に輝いた。

 2位の【Softbank】は、おなじみの「白戸家」シリーズを軸に、50作品をオンエア。なかでも犬のお父さんと樋口可南子の高校生時代を、染谷将太と広瀬すずが演じた作品が支持を集めた。ソフトバンクショップを舞台とする作品には小日向文世、吉田鋼太郎、ダチョウ倶楽部らが出演し、コミカルなストーリーを展開。また、大学を舞台に『iPhone 6s』を訴求するCMに野村周平と清野菜名を起用するなど、多彩なキャスティングも話題となった。

 3位は【RIZAP】で、前年度の217位から3位へと躍進を遂げた。「結果にコミットする。」をコピーに、一般のモニターや赤井英和、香取慎吾らがトレーニングを経て引き締まった肉体を披露するCMが大ヒット。耳に残るサウンドと、説得力のある“ビフォー・アフター”の映像が大きな反響を呼んだ。4位は初登場の【ダイハツ/WAKE】で、玉山鉄二が豪快な“あんちゃん”役を演じる「WAKE兄弟」シリーズが好調だった。

 そのほか、架空の街「TOYOTOWN」を舞台に、ジャン・レノ、妻夫木聡、前田敦子、指原莉乃らが出演する『ドラえもん』の実写版を展開する【トヨタ/TOYOTOWN】が5位。6位はアニメ『アルプスの少女ハイジ』の映像に、オリジナルキャラクターの“トライさん”が登場するシリーズCMの【トライグループ/家庭教師のトライ】となった。

【調査概要】


調査期間:2014年11月度~2015年10月度(2014年10月20日~2015年10月19日)
調査対象:関東一都六県在住の一般モニター男女3000人の「月例CM好感度調査」の12ヶ月分を集計
期間中のCMオンエア総数:1977社、7591銘柄、1万5902作品(東京キー5局)
(すべてCM総合研究所調べ)