宇多田ヒカルにビビる小室哲哉、パチンコ参入! 「散財」と「金銭苦」の悲しきコントラストとは | ニコニコニュース

宇多田ヒカル
日刊サイゾー

 音楽プロデューサーの小室哲哉が9日、パチンコ業界に参入することを自身の公式Twitterで告知した。来年の2月、小室の楽曲を集めた「CR PROJECT TK」という名のパチンコ台を発売するとのことで、TM NETWORKやglobe、TRFなどの楽曲が登場するらしいのだが……。

「芸能人・有名人→パチンコ」という流れは、一般的には、売れなくなった中での“最終手段”という印象が拭えない。ネット上でも「そんなに生活苦しいのか」「衰退の進むパチンコに手を出すとか末期」「晩節を汚すなよ」など、決して好意的な見方はなされていない。

「パチンコは、かなり大きな著作権料が手に入るということもあり、多くの作品やアーティストのパチンコ台がこれまで誕生していますが、ギャンブルということもあって、一般人としては『堕ちたものだ』という印象が大半。今回に関しては90年代を席巻したあの小室哲哉ですから、一般の衝撃度は大きいですね」(芸能記者)

 ただ、もともと小室はパチンコ業界への参入には積極的であったと記者は続ける。

「2007年にはTRFの台『CR TRF』がリリースされていました。この頃にはすでに小室の威光もほぼなくなっていましたからね。本当はTM NETWORKの台も出す予定だったんですが、小室の『5億円詐欺事件』により商品化を断念したというエピソードもあり、メーカー側との裁判にまで発展しています。今回のパチンコ参入も当然といえるかもしれません」(同)

 90年代のブームが去ってから、音楽活動で行き詰ma
った末に詐欺事件まで起こしてしまった小室。全盛期には飛行機のファーストクラスを借り切り(2,000万円)、カリフォルニアに6億円超えの住宅を所有するなど異常なまでのセレブだったが、ブームが過ぎ去った後も散財グセが抜けなかったのが、金銭的に困窮する理由だったという話もある。近年はエイベックスのCEOである松浦勝人氏に借りた6億もの借金返済に追われていたようだが……。11年にクモ膜下出血で倒れた、妻で歌手のKEIKOのためにも、稼がねばならない気持ちは良くわかる。

 ちなみに、このパチンコ参入と前後して、小室の時代に“終わり”を告げたあの歌手の動向に、注目が集まっている。

「宇多田ヒカルが歌手活動を再開することは8日に報じられましたが、これは全くのガセであると、父の照實氏が9日にTwitter上で否定しました。小室としてはどんな気持ちだったでしょうかね。3日放送の『ミュージック ポートレイト』(NHK)で漫画家の浦沢直樹氏と対談した際、小室は当時『Automatic』でデビューした宇多田に、恐怖と羨望を感じたと発言しています。小室の時代にピリオドを打ったのは間違いなく宇多田ですから、このタイミングはなんとも皮肉でしたね」(同)

 宇多田の影がチラホラというのもあるが、なんとも物憂げな小室の現在である。