新潟県新発田市で2013年、女性4人をわいせつ目的で相次ぎ襲い、うち1人を死なせたとして強姦致死罪などに問われた喜納尚吾被告(32)の裁判員裁判で、新潟地裁(竹下雄裁判長)は10日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。

 弁護側は、強姦致死事件は無罪を主張し、他の女性3人を襲った強姦罪などでは情状酌量を求めていた。

 論告によると、13年8~12月、当時10~30代の女性4人を襲い、そのうちパート従業員=当時(22)=を自分の車に連れ込んで乱暴し、顔を強打するなどして死亡させたほか昨年6月、勾留質問中に新潟地裁から一時逃走し、取り押さえられたとしている。