開始14分で負傷交代の広島MF野津田「まだやりたかったけど、痛くて…」 | ニコニコニュース

オークランド・シティ戦に先発した野津田(左)。14分に負傷交代を強いられた [写真]=FIFA via Getty Images
サッカーキング

 サンフレッチェ広島は10日に行われたFIFAクラブワールドカップ2015の開幕戦でDF岩田卓也の所属するオークランド・シティを2-0で下し、準々決勝進出を決めた。

 広島はFW佐藤寿人、FWドウグラス、MFミキッチらを温存し、FW浅野拓磨、MF野津田岳人、MF丸谷拓也らを先発に起用。すると開始8分に野津田のミドルシュートがこぼれたところをFW皆川佑介が押し込んで先制に成功した。

 しかし先制ゴールの起点となった野津田は14分、ひざを痛めてMF柴崎晃誠との交代を余儀なくされた。試合はその後、69分にDF塩谷司のゴールで加点した広島が完封勝利を収めている。

 先発起用に応えて得点に絡んだものの無念の負傷交代を強いられた野津田は試合後、「スライディングで足を伸ばした時にひねっちゃったというか、伸ばしちゃったかなっていう。まだ分かんないですし、ひざは今までにやったことなかったんで」とケガについて説明。

「一回立って、出て。あんなに早い時間だったし、まだやらなきゃいけないというか、やりたかったんですけど、痛くて」と、一度はピッチに戻ったが、プレーを続けることができないほどの痛みだったと明かした。

 ケガの状態は今後の検査で明らかになるが、森保一監督は試合後、13日に行われる準々決勝のマゼンベ戦には出場できないとの見解を示している。また、野津田はリオ・デジャネイロ・オリンピック出場を目指すU-22日本代表に選出されており、長期離脱となればオリンピックのアジア予選を兼ねた来年1月のAFC U-23選手権カタール2016への出場も危ぶまれる。