ロシアとケニアに対策求める=東京の準備状況は評価―IOC理事会

 【ローザンヌ(スイス)時事】国際オリンピック委員会(IOC)は10日、スイスのローザンヌで理事会を開き、大量のドーピング違反が問題となっているロシアとケニアに対し、効果的な対策の確立を求めることを決めた。

 ロシア陸連は組織的な違反が問題視され、国際陸連から資格停止処分を受けた。同国陸連に所属する選手は国際大会に出場できない状況が続いており、来年のリオデジャネイロ五輪などへの影響が懸念されている。

 理事会は3日間の協議を終え、2020年東京五輪の自転車競技会場の一部が静岡県伊豆市へ変更される案が承認された。記者会見したバッハ会長は、「東京五輪の準備には非常に満足している。全ては軌道に乗っている」と評価した。