線路に流入した土砂に乗り上げ、傾いたJR山田線の車両=11日夜、岩手県宮古市(乗客提供)
共同通信社

 11日午後7時半すぎ、岩手県宮古市で土砂崩れが発生し、JR山田線の線路に流入した土砂に列車が乗り上げた。宮古署によると、乗客の20~50代の男女10人が軽傷を負った。

 列車は午後6時10分宮古発盛岡行き。宮古市の平津戸―松草間を走行中だった。乗客22人と乗員2人は車外に脱出した。

 現場は宮古市西部の山間部。盛岡地方気象台によると、同市には前夜から断続的に雨が降り続き、11日午後8時までの24時間で55・5ミリを観測した。