ホワイトハウスで演説するオバマ米大統領(ゲッティ=共同)
共同通信社

 【ワシントン共同】オバマ米大統領は12日、ホワイトハウスで演説し、地球温暖化対策の新たな枠組み「パリ協定」の採択について「地球を救う最大のチャンスとなる」と歓迎した。

 温暖化対策での成果を政治的遺産としたいオバマ氏は、温室効果ガスの二大排出国として中国の習近平国家主席とも連携し、国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)の成功を後押しした。

 オバマ氏は「歴史的合意は米国の指導力に対する賛辞だ。(任期中の約7年で)米国は温暖化と闘う地球規模のリーダーになった」と述べ、環境政策に後ろ向きだったブッシュ前政権からの転換を強調した。