沖縄県宜野湾市の佐喜真淳市長は12月8日、米軍普天間飛行場の跡地にディズニーリゾートを誘致する計画を菅義偉官房長官に告げ、政府の支援を要請した。これに対し、菅氏は記者会見で全面的に協力すると発言。佐喜真市長は、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの幹部ともすでに面会しており、オリエンタルランド側も前向きに検討するとの意向だという。
日本国内のリゾート地として大人気の沖縄に、ディズニー誘致の計画が浮上したとあって、ネットユーザーからの関心度も高い。ツイッターでは、
「実現すれば とてもすてきなこと」
「これは熱い！沖縄旅行にディズニー足せるなんて盛り沢山やなー！」
と、期待を寄せる声も多い。
その一方で、地元住民はどうとらえているのだろうか。ツイッター上で、沖縄在住と思われるユーザーの意見を拾ってみると、
「普天間後にディズニー？？あんなところに作っても、夢も何もない(ｰ ｰ;)海の側に作って、それをウリにするとかならいいけど。USJの話もあるのに、これ以上渋滞するのは嫌だなぁ〜」
「たたでさえ渋滞スポットなのに、あんなん来たら大動脈瘤乖離並みの交通のダメージを喰らう」（原文ママ）
「普天間にディズニーとかほんといらない。いまでさえあの周辺は渋滞ばっかなのにディズニーできたとしたら…恐ろしい」
など、現状でも交通渋滞で困っているのに、ディズニーリゾートができたら、さらに渋滞がひどいことになるのではないかとの意見が多く、必ずしも歓迎されているというわけではなさそうだ。
ちなみに、沖縄県では北部にユニバーサル・スタジオ・ジャパンを誘致する構想もあり、場合によっては、ディズニーリゾートとUSJの双方が沖縄に上陸する可能性もある。もし実現すればリゾート地としては多くのセールスポイントを持ち合わせることになりそうだが、地元住民の意向もあり、一筋縄にはいかなそうだ。
（奈波くるみ）
※当記事は2015年12月10日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。